
3倍釣れるイガイ(カラスガイ)論、採り方・保存方法・付け方を解説
イガイがある時期のチヌを裁くとお腹の中から大量のイガイがでてきます。
イガイはチヌの主食です。そんなイガイを正しく使うことが出来ればチヌを仕留めることができます。
しかし、イガイはどうやって採って、どう付けるのか分かりにくいエサだと思います。実際自分も最初どうつければいいのか分かりませんでした。
そこでイガイをどう取って、どう付けるのか説明していきたいと思います。
チヌ道一直線←チヌ動画は釣りビジョンVODで!14日間無料で見えるのでまずは登録してはいかがでしょうか?
もくじ
取り方
イガイを採るにはまずイガイがどのような場所にあるか知らないといけません。
イガイは漁港や港湾部の岸壁や台船、船のロープ・クッションなどに付着しています。
イガイが付いていると黒くなって見えるので付いていれば分かると思います。
まずは、近くの漁港や港湾部をチェックしてイガイを探してみてください。また、干潮時の方が付いているか分かりやすいので、下見は干潮時に行くのをおすすめします。
落とし込みでチヌが釣れる場所であればイガイが付いている可能性が高いので現地で調達してもよいでしょう。※渡船の場合だと電話でイガイ付いているか聞けば教えてもらえるはずです。
イガイを見つけたら次は採ってみましょう。だいたい3つの方法で採ることができます。
イガイ採りで採る
イガイ採りは玉の柄先に付けて防波堤などの壁をガリガリかぐってイガイを採る装置です。
注意する点は、玉の柄を引っ張って壁をかくのではなくイガイ採りから出ている紐を引っ張ってかくようにしてください。
玉の柄を引っ張ると最悪の場合伸びたまま縮まなくなってしまします。
したがって、チヌをすくう用の玉の柄とは別に準備する方がよいでしょう。
また、あまり安い玉の柄だと1回で壊れてしまうことがあるので重くても丈夫なものを選びましょう。
干潮時に採る
石積みなどの干潮時に干上がるような場所に降りて採る方法です。
そこにイガイがあれば特に道具がなくても簡単に採ることができます。
しかし、石積みなどはコケなどがあり大変滑りやすくなっているので降りる時は細心の注意を払ってください。
軍手やヘラのようなものがあるとさらに簡単に採ることができます。
ロープに付いているのを採る
ロープにイガイが付いていれば一番簡単にイガイを採る方法です。
イガイが付いているロープを引っ張りそこにあるイガイを採るだけです。
手を保護するためにも軍手などを装着するのをおすすめします。
イガイの保存方法
イガイの保存は簡単です。
海水で濡らした新聞紙に包んで野菜室などのあまり冷たくなりすぎない場所に保管しておきます。
そうすれば1週間くらいであれば保管しておけます。
自分は米の冷蔵庫で2週間保管しましたが、使うことができました。
ただ、保管したイガイはたまに浮くものがあるのでノーシンカーで使うときは注意が必要です。
ちなみに、涼しい場所で朝と夕方に海水を掛けて新聞紙を変えるという保管方法を試しましたが失敗に終わりました。
一日暑い日がありそこで一気にイガイが口を開けてしまいました。イガイに暑さは天敵です。
付け方
イガイを針に付ける代表的な3つを紹介します。
まずはこの3つを覚えておきましょう。
繊維付け
イガイから出ている繊維に針をかけるものです。
イガイから出ている繊維に針を掛けてさらにもう2~3回針をひねりながら繊維に掛けると取れにくくなります。
繊維掛けはフワフワと軽い仕掛けでも、スッと落としてリアクションバイトを誘う方法でも使えます。
最盛期であればまずは、軽い仕掛けで落としてみましょう。
反応がなければ落とす速度を変えてみたり2、3枚掛けなど色々と試してみると良いでしょう。
稚貝の団子も繊維がけの要領つけることができます。
フワフワと落とすのであれば針はグレ針などの小さめのものにジンタンのG4,5あたりを付けるのがおすすめです。
簡単に付けられるので一番おすすめの付け方です。
チョウチョ掛け
チョウチョ賭けはヘチ釣りでよく使われる付け方になります。
イガイの曲がっている側から針を入れて針の先を大きくだす付け方になります。
つけるのが少し堅いですが一回つければイガイがずれにくいのが特徴です。
針はチヌ針4号程度のものを使い、ガン玉2Bを針の耳に付けます。
内オモリ
内オモリは主にスライダー釣法をするときの付け方になります。
付け方はイガイの直線の側から針を中に入れます。
まずイガイの先に針先を入れて少し口を開きます。
少し開いた口に爪を入れて広げつつ針を中に完全に入れていきます。※開きすぎに注意
慣れないと少々難しいですがスライダー釣法をマスターするとすごい武器になるので挑戦してみてください。
針は伊勢尼の3号程度を使い針に糸オモリ(0.8mm)を巻き6回程度付けます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
イガイを自在に操れるようになればチヌはもう釣れたも同然です。
まずはイガイを採ってチヌを釣りに行ってみてください。
イガイを採っていけばエサ代もかからないのでお財布にも優しいです。
イガイ使いをマスターして、コストパフォーマンス最高の落とし込み釣りを始めてみてください。